インスタントポットで「ベジブロス(野菜だし)」をつくる

こんにちは、くれみすとです。
クレーマーで、料理苦手な料理苦手ニストです。
自分の料理苦手にはどこにもクレームしようがありません。自己責任ですね。

さて、そんな料理苦手人間の私を助けてくれるインスタントポット。
クレーマーもノークレームです。

そんな料理苦手なワタシのインスタントポット購入直後のTweetです。
ほしい、ほしいと思いながら、怖くて手が出せず1年ほどして買った感想でした。
悩んでいる暇があったらなんで早く買わなかったんだ!という後悔のツイートです。

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今回は料理苦手な人でもできるインスタントポット活用方法として
「インスタントポットでベジブロス(野菜だし)」のご紹介です。
野菜だしって?についても説明していきます。

【ご注意】「料理苦手」という土台でお届けしますので、お料理得意な方はあまり参考になりませんので
あしからずお願いいたします。

ここでいう「料理苦手ニスト」とは、料理は嫌いではないが、日常的にテンションが上がらない人を想定しています。
「ああ、今日も料理か・・・。」とキモチが落ちこんじゃう人です。

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料理が苦手、とはどんなことか深ぼっています。

野菜だし「ベジブロス」とは

野菜の皮や切れ端、ヘタを使って作る出汁「ベジブロス」。
英語の「Vegetable broth」ベジタブル(野菜)ブロス(出汁)の省略した言葉です。

「なに、これ。ゴミ?」なんて言ってはいけません。野菜の切れ端で出しを取っているんです。

作り方は簡単で、いろいろな野菜の皮など不要部分を煮込んで出汁を取ります。
かんたんな割に、味に深みが出ますので、料理が苦手でもトライしやすい一品です。

野菜だしのメリット

料理苦手な人から見たメリットは以下の通りです。

汁物が簡単においしくなる

料理苦手ニストでも、「お味噌汁だけはつくる」という方多いです。
というか、お味噌汁だけは避けて通れない、ということですね。
とはいえ、毎日昆布とかつおぶしとか駆使して出し取れますか?
そんなことは料理が苦手業界ではありえません。せいぜいほんだしが関の山。

ところがこの野菜だしであなたのお味噌汁が激変させます。

野菜の皮むきが楽しくなる

シンプルな話、「捨てるためだけの野菜の皮むき」というのはつまらないものです。
ゴミをどんどん製造していくこの作業、皮むきや調理作業、料理苦手な人間にはただの責め苦です。

ところが、「野菜だし」を意識した皮むき作業は、その気持が一変します。
捨てるべき皮が出ればでるほど、「これからおいしい出汁」を作る作業の一歩となります。
このキモチは非常に大事なことと思います。

体に良さそうである

なんといっても「野菜」ですので、体に悪いとは考えられません。
根や皮は栄養価が高いと言われていますので、その効果はあると思われます。

【こんなデメリットはあります】
野菜の残留農薬等を心配される方にはやや問題かもしれません。
一般的に流通している野菜であれば問題ありませんが、心配する場合はよく洗う等の対応は必要になります。
心配するくらいでしたら、やらないほうがマシかもしれません。

野菜だしの作り方

根っこや皮など捨てる部分を洗って、鍋にいれて隠れるくらいの水量で煮る。
最低でも弱火で20ー30分は煮ましょう。
煮えた野菜はザルに開けて捨ててもよし、箸で取ってもよしです。

以上です。簡単です。
豚汁やカレー、鍋の野菜を切った後などにまとめて作っちゃうのがおすすめです。
ジップロックなどで冷凍保存もできます。保管はだいたい2週間程度です。

【こんなデメリットも】
ガスコンロでの野菜だし作成は時間がかかるので、他の料理と平行しているときや急いでる時にはやや不便です。
インスタントポットなら「スープ・だし汁」ボタンで一発ですし、
ガスコンロの他の調理と並行しての作業が可能です。

インスタントポットで作る場合

インスタントポットの昨日メニューに「スープ、だし汁」というボタンがあります。
これを使うのもアリですが、結構時間がかかります。

時間がないときは圧力ボタンで圧力は中(NORMAL)で5分でOKです。

【まずはこれから】野菜だしでお味噌汁

この野菜だしを使ってお味噌汁作ってください。
具材、だし(ほんだし少々 など)、味噌、いつもの作り方でOKです。

甘みや深さが全然違います。まじですごいですよ。
その美味しさに料理上手になったような錯覚を覚えるでしょう。
捨てる野菜で得した気分満々です。

簡易ベジブロスも良い

ベジブロス味噌汁の味を知ると、普通のだしの味噌汁ではご満足できなくなりますので、
事前にベジブロスを仕込んでおくのが一番いいですね。
でもベジブロスのストックがない、そんなときの話です。

ベジブロスのお味噌汁をつくりたいけど、インスタントポットで炊飯もしたい、というとき。
特に朝などの忙しい時間帯はありえますよね。
くれこはほぼ毎朝なんですが、そんなときの方法です。

くれこは炊飯をインスタントポットでしているので、両方一緒にインスタントポット調理はできないのです。

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そんなときには、インスタントポットでのベジブロスはあきらめて、
早めにお味噌汁を作る鍋に野菜の切れ端を入れて火にかけておきます。

その間にインスタントポットで炊飯しておきます。

切れ端が煮えてきたら、お箸で拾って捨てます。
そこに豆腐や油揚げ、昆布やほんだしなど材料をいれてお味噌汁を作ります。

ちゃんと作ったベジブロスほどではありませんが、深み甘みはかなり増しますので、
簡易ベジブロスもぜひお試しください。

コンソメスープも良い

カップスープのコンソメがかなり大好きな我が家です。

こんなやつですね。

ベジブロスがあると、こんな市販のスープの味がかなり美味しくなります。

あまったベジブロスを、スープのお湯代わりに使うだけです。

野菜だしの野菜について

一つ残念なお知らせとして、野菜はベジブロスの材料として全部良いというわけではありません。
向き不向きがありますのでお気をつけください。

○野菜だしに向いている野菜

たまねぎ、だいこん、ねぎ、ほうれんそう、にんじん、トマト、キャベツ、なす、じゃがいも(芽を取ったもの)、きのこ類、などなど
ざっくり「根物」ってやつはたいがい合いますね。

超おすすめは「たまねぎ」

たまねぎは皮までもベジブロスに利用可能です。
スープの色が茶色っぽくなりますが、かなりおすすめです。
甘み、深みがマシマシです。

ほうれん草は少し緑っぽくなります。
でも私は大好きです。
捨てるはずの根っこを切った瞬間からインスタントポットの鍋に放り込んでおいて、
他にも切った野菜の皮や切れ端を入れておいて、後でインスタントポットで加熱です。

きのこ類も根っこをそのままブッコミます。色は変わりません。

✕野菜だしに向いていない野菜

きゅうりなど青臭いもの。
個人的な意見ですが、意外と合わないのが「とうもろこし」です。香りが強すぎるようです。

野菜だし保管方法

カレー、豚汁、肉じゃがなど、野菜を沢山つかう料理をするときは、たくさんの野菜だしをつくれます。
野菜だしが余ったら、冷凍保存が可能です。ジップロック等の袋にいれて冷凍してください。2週間程度は保管が可能です。

【ここで注意】
野菜の出しをとった後、長い放置はおすすめしません。
独特の野菜の土臭さがでます。
そして取った野菜だしはできるだけ早く使うか、冷凍保存しましょう。

とはいえ、我が家では毎日のお味噌汁に使う上、他のスープや煮物にも使いますので、
冷凍保存までは行きません。
そのくらい、重宝しますのでぜひお試しください。

まとめます

野菜だしってあまり知られていないですが、作ってみるとびっくりします。

・味に深みが出る
・野菜向くのが楽しくなる
・かんたんにできる

料理苦手ですが「せめて毎日つくるお味噌汁は美味しくしたい!」という方は多いと思います。

インスタントポットは持っていないが、ベジブロスを試してみたい方は、
まず自宅のガスコンロのお鍋でお試しください。

ただ、お鍋ですと思ったより時間がかかりますので、
より時短したい方は、インスタントポットや電気圧力鍋が便利です。
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最後までお読み頂きありがとうございました。