インスタントポット burnエラーと圧力トラブル

こんにちは、くれみすとです。クレーマーです。

そんなクレーマーがノークレームで愛してやまないのが「インスタントポット」。

インスタントポットは調理器具界のレゴ

インスタントポットはレゴみたいに面白い、という話



私のように料理苦手な人でも便利なインスタントポット。
今回はインスタントポットの「burnエラー」と圧力系トラブルについて説明していきます。

インスタントポットのBurn表示

Burn。バーン。
このエラー表示を見ると、イエローモンキーの歌を思い出します。

これが出ると、あせりますね。

でも意外とだいじょうぶです。
原因があって加圧が進まくなってますので、蓋をあけて、中を確認しましょう。
考えられる原因は3つです。

1,量が多すぎる

食材や水分を入れすぎていませんか?
お米を炊いたりするときにあるあるです。
欲張って入れ過ぎるとこれよく起こります。
量は控えめに入れましょう。

大きいインスタントポットに買い替えたくなる瞬間でもあります。

インスタントポットで炊飯

インスタントポットでの独特な「炊飯のコツ」を書いた話

適量入れています!という場合は次です。

2,温度が上がりすぎた

温度上昇しすぎてバーンが表示されているケース。
だいたいの場合は、一度温度を下げると解決します。

無水調理とか夢見ると起こりがちです。
具材から出る水分で補える場合もありますが、結構これ失敗しがちです。

残念ですが、ここは潔く水分を足しましょう。

煮込み料理でも、水分が少なくなりすぎている可能性大です。
水分を追加すればほとんど解決するので安心してください。

ちなみに蒸し料理の場合は、蒸しざるの下に水をギリギリまで追加しましょう。

3、加熱箇所が焦げている【burnループ発生?】

iphoneでは「リンゴループ」という現象がありますね。
りんごの起動画面がループする怪奇現象です。
あれなると超面倒なんですよね。

さておき、インスタントポットでは「burnループ」があります。

原因としては、こんなかんじではないかと。

内鍋の鍋底についた調味料や食材が、
インスタントポット本体の加熱部分であるプレートで焦げてしまうことがあります。

インナーポットと本体の間で焦げちゃうんですね。
くれこは過去に2回ほど、このループにはまりました。オワタと思いました。

きれいに使っていると、これは起こらないそうです。私はズボラなので。

こうなると、しばらくあなたはburnに悩まされます。
burnループに「もう捨てよう・・・」まで追い詰められるかもしれません。

ちょっと待って!まだやれることはあります。

まずは落ち着いて、インスタントポットの加熱部分のプレートを掃除しましょう。

くれこの場合は布で拭き取ったくらいでは効果ありませんでした。
焦げすぎてたんでしょうね。焦げすぎて焦る。

かなり焦ります。でもまだ手はあります!

重曹です。油や焦げつきにつよくて、掃除の万能薬と言っても過言ではないです。

重曹を使って、やさしく掃除したら治りました。
ほどよい研磨がいい仕事をするようです。
重曹は100円ショップでも買えますが、Amazonならこのへんです。


重曹め、やりますな。burnから救われたときは、感動でした。

ただ、実際にこする前には、こんな不安がありました。
重曹どうやって流すのか、ということ。

重曹では水を使うので不安

重曹を落とす時、どうしても水をかけるので、かなり勇気が入りました。
水で落とさない方法を知らないので、致し方なく、という感じでした。
流したあと、軽く拭いて、しっかり乾燥させました。
その後は問題ありません。

ありきたりの自己責任お願いしますってやつですが、
burnループに陥ってて「捨ててもいいや!」くらいの気合があれば試してみましょう。

インスタントポットは意外と頑丈ですので、ちゃんと乾かせば問題ないかと。
お水を使う時、くれぐれも電源を抜くのだけは忘れずに。
インスタントポットは電源プラグが抜けやすいので大丈夫とは思いますが、お忘れなきように。

ちなみにくれこは重曹まで使う必要ないな、と判断したインスタントポット掃除にはこれを使います。

これは使い捨てタイプで薄手で細かいところまで掃除ができて便利です。
評価も高いのでレビューだけでも見てやってください。

インスタントポットの圧力トラブル

ここからは圧力がらみのトラブルについて。

タイマー開始まで時間がかかりすぎるとき

インスタントポットでは、加圧調理時間のタイマーを設定することができます。
加圧準備ができると、このタイマーがすすみます。
ところが、いつまで立ってもカウントダウンはじまらないことがあります。

おやー?

この場合は正常に圧力がかけられていない状況です。加圧が進まないから、タイマーは進みません。
考えられる原因はこんなものです。

1,圧力弁がリリースになっている
インスタントポット初心者にあるあるです。何回もやらかしました。
これは圧力弁が「リリース状態」のままで調理をはじめてしまっているためです。
これですと、いつまでたっても圧力がかかりません。そりゃそうだ。

この場合は勢いよく「シューシュー」と圧力が抜けているのですぐわかります。
いつもどおり圧力弁を下げましょう。やけどにご注意くださいね。

2,実はこっそり圧力が抜けている。
圧力弁は下がっているのに、調理が進まないときがあります。
これは結構焦ります。圧力って怖いですもんね。
そんなとき、よーく聞くと、

「シュー…」

という小さな音が聞こえるときがあります。少し隙間があいちゃってます。

キチンと蓋がしまっていないので、蓋部分を下に「ギュッ」と押し付けてください。
音が止まれば圧力漏れは止まります。

※やけどしますので、かならずミトンを付けてから行いましょう!

日本の家電ではなかなか無いことかもしれませんね。

3,それでも解決しないとき
パッキン(シーリング)に問題がある可能性がありますので、下記を参考にしてください。

圧力不足で調理に問題が出ているときは、パッキン(シーリング)を疑いましょう。
下記の確認手順を参考にしてください。

1 パッキンが正常にはまっていない

2 パッキン劣化問題

パッキン確認手順

1 パッキンが正しくはまっていない

パッキン(シリコンリング、シーリングリング)の状態を疑いましょう。
正しく枠にはまっていないときがあります。

完全にはまってないときは、そもそも蓋が閉まりませんので、すぐ気づくことができます。
でも一部だけ、ちょっとだけ「はまっていない場所」があります。

こうなると、蓋は閉まるが、調理中に圧力がすこしづつ抜けてしまう、という現象が起こります。

こうなると、少々面倒ですが、まずは蓋を外すしかありません。
ミトンをつけて蓋をあけ、内側をみましょう。
少しだけパッキンが浮いている場所がありませんか?
パッキンが浮いているような、ハマっていない状態です。

もし、ハマっていない場所があったなら、すぐ分かります。
はめ直して、再度調理するとほとんどの場合は上手くいきます。

くれぐれもやけどにはご注意ください。

これでもだめなら、次に行きましょう。

2 パッキン劣化問題

きちんとパッキンをはめても解決しない場合は、パッキンの劣化が考えられます。

インスタントポットにはパッキンの働きがとても重要です。

パッキン劣化とは

使用頻度にもよりますが、経験上、半年ぐらいからパッキンが伸びてきます。
くれこは、よくパッキンをふたから取り外して、
そのまんま食洗機で洗っていたので、その扱い方も原因だったかもしれません。

しかたがないので、交換を検討しましょう。

パッキン(シーリング)の購入方法

このパッキン(シーリング)は、インスタントポット公式サイトで購入可能です。

「専用サイトは会員登録、クレジット登録がめんどうだな」、という方もご安心ください。
Amazonや楽天でも純正のシーリングは売っています。

こちらが純正のシーリング2本組。
Amazonの評価26,000件超えで、星ほぼ5つです。鉄板品です。


インスタントポットは世界中で大人気の圧力鍋ですので、様々な対応商品が売られています。
こんなかわいいカラフルなパッキンもあります。精度は純正にはかないませんが、かわいい。

安いリングも売っています。
経験上、安いリングは当たり外れも多いので、必ずはレビューをご確認ください。

購入時には、インスタントポットのサイズ(クォート)に注意してくださいね。
間違ったサイズ買うと泣けます。(経験済み)

インスタントポット lidエラー

lidエラー。
これはあまり頻度少なめですが、インスタントポットでこのエラー出たときはどう回避するのでしょうか。

簡単です。本体のセンサーを触ってください。

センサー、これが?と思うくらいのかわいい黒の突起物です。ポッチです。
これを何回押せばなおります。
お米を炊いたりしていると、ここが詰まってしまうんです。
何回か上へ下へ押してください。きっとつまりが取れるでしょう。

ここからは詳しく時系列で説明します。

lidエラーの経緯

いつものようにインスタントポットで炊飯をしようと、
洗米した米をインナーポットに入れインスタントポットに入れたときです。

「おや?」この時点で違和感がありました。

深く考えずに華麗にスルーして、いつもどおりロープレッシャー3分でスタート。

スタートしません。本体パネルにエラーが表示されています。

「lid」

見たことない系エラーです。

何回か開け締めしていて、違和感の正体がわかりました。
「フタの開閉音がならない」

フタの開閉時のあの「ピーロリロ」が聞こえないんです。
どうしたんだ、インスタントポット。

電源かなと思い、プラグ抜き差し確認するも結果は変わりません。
面倒ですが、インスタントポットのマニュアルにアクセスします。

エラーの一覧にlidは載ってましたが、お約束どおり説明不足です。
というか、今回のケースに当てはまらないという感じです。

わかりづらかった点

lidとは英語で「蓋(フタ)」ことですね。
フタと言われれば、フタを見るのが人間ではないでしょうか。

5分くらいフタの内側のあちこちいじっていました。

問題点フタじゃないよねー、センサーじゃんって思いました。
このあたりがインスタントポットの面白いところかもしれませんね。

今回はフタが原因ではなく、本体のセンサー的突起物つまりが問題でした。
キレイに使っている人なら問題ないかもしれません。
くれこはあまりキレイに使っていないので、まあ仕方ない。

それでも無事解決、めでたしめでたし、ということで、参考になれば幸いです。

まとめます

インスタントポットは謎なトラブルも多いのですが、ほとんどの場合は簡単な対処で乗り越えられます。

良い意味「てきとう」な家電。その分、小さなトラブルには柔軟に対応できます。

すぐに「故障だ!」と慌てる必要はないです。
なんとかなることが多いです。

この適当さが、インスタントポットの愛すべきポイントではないでしょうか。

あきらめずに対処すれば、いきなり使えなくなるということはあまりありません。(経験値)

私はインナーポットを落としてしまい、曲がってしまってますが、
インナーポットの入れる方向をくるくる回して比較的ピタッとくるところを探して
加熱したりもしています。結構大丈夫ですが、これは自己責任でどうぞ。

ひしゃげたインナーポットで調理【インスタントポット】

うっかりインナーポットを落として変形させちゃったけど、しばらく使えてた、という話

インスタントポットと断捨離の関係についても書いています。

インスタントポットと断捨離

インスタントポットが断捨離の役に立つのでは?というややこじつけっぽい話

モノ減らしライフに邁進中です。
なくしもの王であり忘れ物王であった私が、モノ減らしを通じ、なくしものしなくなったお話です。
なくしものや忘れ物が多い人、大丈夫、解決できますよ。よんでみてください。

関連記事 なくしものがなくなった話し【クレーマーの断捨離】

モノ減らしたい、料理が苦手、という私と同じ種族の方はこちらも読んで下さい。

関連記事 台所スポンジについて考えてみた【断捨離】

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ではでは〜。